大本営 Imperial headquarters 2005 2 5
郵政改革の宣伝をすることは正しい。
しかし、郵政改革の「メリットとデメリット」を明示しなければ、議論ができないでしょう。
メリットだけ宣伝するのは、戦前の大本営発表と同じです。
あるいは、「『お上』が決めたから、国民は従え」という意味になります。
質が高い改革ならば、たとえデメリットを明示しても、
国民は、納得してくれるでしょうし、
もしかすると、デメリットを解決する方法を提案してくれるかもしれない。
デメリットを明示しないのは、郵政改革に自信がないからでしょうか。
くれぐれも、戦前の失敗を繰返さないでほしいと思います。
戦前の大本営発表では、いいニュースだけ発表し、悪いニュースは隠したのです。
今でも、政府やマスコミに、その習性が残っています。
しかし、質の高い改革ならば、たとえデメリットがあっても、
多くの人が納得してくれるものです。